といき

北原白秋

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大空に落日ただよひ、 旅しつつ燃えゆく黄雲。 そのしたの伽藍の甍 半黄になかばほのかに、 薄闇に蝋の火にほひ、 円柱またく暮れたる。 ほのめくは鳩の白羽か、 敷石の闇にはひとり 盲の子ひたと膝つけ、 ほのかにも尺八吹ける、 あはれ、その追分のふし。 四十年十二月

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