電灯と浦島

槇村浩

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昔は電気がなかったから 昔の昔大昔生れて死んだ浦島に 電気を見せてやったなら 大へんびっくりするだろと 電気を見せたら「オーヤオヤ」 「此の電気はエライ暗いなあ」   ハテナハテナ 昔の昔大昔生れて死んだ浦島が 電気を知ったわけがない   ハテナ ハテナとよーくよく 考へたが分らない 仕方がないから浦島に わけを聞いたら浦島は 「わしは今から何億年の  昔に龍宮へ行った時  百億色の電灯を  いくつもいくつも見たから  こんなボロボロ電灯は  わしは何とも思はない きいてビックリオーヤ/\ きいてビックリオーヤ/\

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