詩ノート しのーと
| 著者 | 宮沢賢治 |
|---|---|
| 刊行年 | 1986 |
| 著作権 | パブリックドメイン |
賢治が手帳に書きつけた詩の草稿群。作品番号を付した推敲途上の詩篇で、晩年の心象と農村の生活が刻まれている。
収録作品
- 七四四病院 ななよんよんびょういん
- 七四五〔霜と聖さで畑の砂はいっぱいだ〕 ななよんごしもときよしさではたけのすなはいっぱいだ
- 一〇〇一汽車 いちれいれいいちきしゃ
- 一〇〇二〔氷のかけらが〕 いちれいれいにこおりのかけらが
- 〔凍ったその小さな川に沿って〕 こおったそのちいさなかわにそって
- 一〇〇三〔ソックスレット〕 いちれいれいさんそっくすれっと
- 一〇〇四〔今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです〕 いちれいれいよんきょうはいちにちあかるくにぎやかなゆきおりです
- 一〇〇五〔暗い月あかりの雪のなかに〕 いちれいれいごくらいつきあかりのゆきのなかに
- 一〇〇六〔こんやは暖かなので〕 いちれいれいろくこんやはあたたかなので
- 一〇〇七〔たんぼの中の稲かぶが八列ばかり〕 いちれいれいななたんぼのなかのいねかぶがはちれつばかり
- 一〇〇八〔赤い尾をしたレオポルドめが〕 いちれいれいはちあかいおをしたれおぽるどめが
- 〔いろいろな反感とふゞきの中で〕 いろいろなはんかんとふゞきのなかで
- 一〇〇九運転手 いちれいれいきゅううんてんしゅ
- 一〇一〇〔火がかゞやいて〕 いちれいいちれいひがかゞやいて
- 一〇一一〔ひるすぎになってから〕 いちれいいちいちひるすぎになってから
- 一〇一二〔野原はわくわく白い偏光〕 いちれいいちにのはらはわくわくしろいへんこう
- 一〇一三〔洪積世が了って〕 いちれいいちさんこうせきせいがりょうって
- 一〇一四〔山の向ふは濁ってくらく〕 いちれいいちよんやまのこうふはにごってくらく
- 一〇一五〔わたくしの汲みあげるバケツが〕 いちれいいちごわたくしのくみあげるばけつが
- 一〇一六〔黒つちからたつ〕 いちれいいちろくくろつちからたつ
- 一〇一七〔日が照ってゐて〕 いちれいいちななひがてってゐて
- 一〇一七〔水は黄いろにひろがって〕 いちれいいちななみずはきいろにひろがって
- 一〇一八〔黒と白との細胞のあらゆる順列をつくり〕 いちれいいちはちくろとしろとのさいぼうのあらゆるじゅんれつをつくり
- 一〇一九〔遠くなだれる灰いろのそらと〕 いちれいいちきゅうとおくなだれるはいいろのそらと
- 一〇二〇〔労働を嫌忌するこの人たちが〕 いちれいにれいろうどうをけんきするこのひとたちが
- 一〇二一〔あそこにレオノレ星座が出てる〕 いちれいにいちあそこにれおのれせいざがでてる
- 〔いくつの天末の白びかりする環を〕 いくつのてんまつのしろびかりするたまきを
- 一〇二二〔根を截り〕 いちれいににねをきり
- 一〇二三〔南からまた東から〕 いちれいにさんみなみからまたひがしから
- 一〇二四ローマンス いちれいによんろーまんす
- 一〇二五〔古い聖歌と〕 いちれいにごふるいせいかと
- 一〇二六〔けさホーと縄とをになひ〕 いちれいにろくけさほーとなわとをになひ
- 一〇二七雑草 いちれいにななざっそう
- 一〇二八〔じつに古くさい南京袋で帆をはって〕 いちれいにはちじつにふるくさいなんきんぶくろでほをはって
- 一〇二九〔あんまり黒緑なうろこ松の梢なので〕 いちれいにきゅうあんまりくろみどりなうろこまつのこずえなので
- 一〇三〇〔あの雲がアットラクテヴだといふのかね〕 いちれいさんれいあのくもがあっとらくてゔだといふのかね
- 一〇三一〔いま撥ねかへるつちくれの蔭〕 いちれいさんいちいまはねかへるつちくれのかげ
- 一〇三二〔扉を推す〕 いちれいさんにとびらをおす
- 一〇三三悪意 (『詩ノート』収録) いちれいさんさんあくい
- 一〇三四〔ちゞれてすがすがしい雲の朝〕 いちれいさんよんちゞれてすがすがしいくものあさ
- 一〇三五〔えい木偶のばう〕 いちれいさんごえいでくのばう
- 一〇三六〔いまは燃えつきた瞳も痛み〕 いちれいさんろくいまはもえつきたひとみもいたみ
- 一〇三七〔日が蔭って〕 いちれいさんななひがかげって
- 一〇三八疑ふ午 いちれいさんはちうたぐふうま
- 一〇三九〔午前の仕事のなかばを充たし〕 いちれいさんきゅうごぜんのしごとのなかばをみたし
- 一〇四〇〔光環ができ〕 いちれいよんれいひかりたまきができ
- 一〇四一清潔法施行 いちれいよんいちせいけつほうしこう
- 一〇四二〔町をこめた浅黄いろのもやのなかに〕 いちれいよんにまちをこめたあさきいろのもやのなかに
- 一〇四三〔水仙をかつぎ〕 いちれいよんさんすいせんをかつぎ
- 一〇四四〔青ぞらは〕 いちれいよんよんあおぞらは
- 一〇四五〔桃いろの〕 いちれいよんごももいろの
- 一〇四六〔萱草芽をだすどてと坂〕 いちれいよんろくかんぞうめをだすどてとさか
- 一〇四七〔川が南の風に逆って流れてゐるので〕 いちれいよんななかわがみなみのかぜにぎゃくってながれてゐるので
- 一〇四八〔いま青い雪菜に〕 いちれいよんはちいまあおいゆきさいに
- 一〇四九基督再臨 いちれいよんきゅうきとくさいりん
- 一〇五〇〔何もかもみんなしくじったのは〕 いちれいごれいなにもかもみんなしくじったのは
- 一〇五一〔あっちもこっちもこぶしのはなざかり〕 いちれいごいちあっちもこっちもこぶしのはなざかり
- 一〇五二ドラビダ風 いちれいごにどらびだふう
- 一〇五三政治家 いちれいごさんせいじか
- 一〇五四〔何と云はれても〕 いちれいごよんなんとうんはれても
- 一〇五五〔こぶしの咲き〕 いちれいごごこぶしのさき
- 一〇五六〔サキノハカといふ黒い花といっしょに〕 いちれいごろくさきのはかといふくろいはなといっしょに
- 一〇五七〔古びた水いろの薄明穹のなかに〕 いちれいごななふるびたみずいろのはくめいきゅうのなかに
- 一〇五八〔銀のモナドのちらばる虚空〕 いちれいごはちぎんのもなどのちらばるこくう
- 一〇五九〔芽をだしたために〕 いちれいごきゅうめをだしたために
- 一〇六〇〔苹果のえだを兎に食はれました〕 いちれいろくれいりんごのえだをうさぎにしょくはれました
- 一〇六一〔ひはいろの笹で埋めた嶺線に〕 いちれいろくいちひはいろのささでうめたみねせんに
- 一〇六二〔墓地をすっかり square にして〕 いちれいろくにぼちをすっかりすくえあにして
- 一〇六三〔これらは素樸なアイヌ風の木柵であります〕 いちれいろくさんこれらはそぼくなあいぬふうのもくさくであります
- 一〇六四〔失せたと思ったアンテリナムが〕 いちれいろくよんうせたとおもったあんてりなむが
- 一〇六五〔さっきは陽が〕 いちれいろくごさっきはひが
- 一〇六六〔今日こそわたくしは〕 (『詩ノート』収録) いちれいろくろくきょうこそわたくしは
- 一〇六七鬼語四 いちれいろくななおにごよん
- 一〇六八〔エレキの雲がばしゃばしゃ飛んで〕 いちれいろくはちえれきのくもがばしゃばしゃとんで
- 一〇六九〔すがれのち萱を〕 いちれいろくきゅうすがれのちかやを
- 一〇七〇科学に関する流言 いちれいななれいかがくにかんするりゅうげん
- 一〇七一〔わたくしどもは〕 いちれいなないちわたくしどもは
- 一〇七二峠の上で雨雲に云ふ いちれいななにとうげのうえであまぐもにうんふ
- 一〇七三鉱山駅 いちれいななさんこうざんえき
- 一〇七四〔青ぞらのはてのはて〕 いちれいななよんあおぞらのはてのはて
- 一〇七五〔わたくしは今日死ぬのであるか〕 いちれいななごわたくしはきょうしぬのであるか
- 一〇七六囈語 (『詩ノート』収録) いちれいななろくげいご
- 一〇七七〔その青じろいそらのしたを〕 いちれいななななそのあおじろいそらのしたを
- 一〇七八〔金策も尽きはてたいまごろ〕 いちれいななはちきんさくもつきはてたいまごろ
- 一〇七九〔わたくしがちゃうどあなたのいまの椅子に居て〕 いちれいななきゅうわたくしがちゃうどあなたのいまのいすにいて
- 一〇八〇〔栗の木花さき〕 いちれいはちれいくりのきばなさき
- 一〇八一〔沼のしづかな日照り雨のなかで〕 いちれいはちいちぬまのしづかなひでりあめのなかで
- 一〇八二〔あすこの田はねえ〕 (『詩ノート』収録) いちれいはちにあすこのたはねえ
- 一〇八三〔南からまた西南から〕 いちれいはちさんみなみからまたせいなんから
- 一〇八四〔ひとはすでに二千年から〕 いちれいはちよんひとはすでににせんねんから
- 一〇八五〔午はつかれて塚にねむれば〕 いちれいはちごうまはつかれてつかにねむれば
- 一〇八六ダリヤ品評会席上 いちれいはちろくだりやひんぴょうかいせきじょう
- 一〇八七〔ぢしばりの蔓〕 いちれいはちななぢしばりのつる
- 一〇八八祈り いちれいはちはちいのり
- 一〇八九路を問ふ いちれいはちきゅうろをといふ
- 一〇九〇〔何をやっても間に合はない〕 (『詩ノート』収録) いちれいきゅうれいなにをやってもまにごうはない
- 一〇九二藤根禁酒会へ贈る いちれいきゅうにふじねきんしゅかいへおくる
- 〔断章一〕 だんしょういち
- 〔断章二〕 だんしょうに
- 〔断章三〕 だんしょうさん
- 〔断章四〕 だんしょうよん
- 〔断章五〕 だんしょうご
- 〔断章六〕 だんしょうろく
- 〔断章七〕 だんしょうなな
- 〔断章八〕 だんしょうはち
外部資料
この詩集を引用する
出典表記
脚注や参考文献欄に、そのまま貼れる形です。
宮沢賢治『詩ノート』(1986年)、PoetryFactory 自由詩ライブラリ、https://poetryfactory.jp/poets/miyazawa-kenji/collections/shi-noto/(2026年9月23日閲覧)
BibTeX
LaTeX・Zotero などに読み込めます。
@book{pf-collection-miyazawa-kenji-shi-noto,
author = {宮沢賢治},
title = {詩ノート},
year = {1986},
howpublished = {PoetryFactory 自由詩ライブラリ},
url = {https://poetryfactory.jp/poets/miyazawa-kenji/collections/shi-noto/},
urldate = {2026-09-23}
}
RIS
EndNote・Mendeley などに読み込めます。
TY - BOOK AU - 宮沢賢治 TI - 詩ノート PY - 1986 PP - PoetryFactory 自由詩ライブラリ UR - https://poetryfactory.jp/poets/miyazawa-kenji/collections/shi-noto/ Y2 - 2026/09/23 ER -
閲覧日は今日の日付で入れています。 本文は底本にあたって確かめたうえで引用してください。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
詩ノートに寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。