原体剣舞連

宮沢賢治

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

   dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah こんや異装のげん月のした 鶏の黒尾を頭巾にかざり 片刃の太刀をひらめかす 原体村の舞手たちよ 鴾いろのはるの樹液を アルペン農の辛酸に投げ 生しののめの草いろの火を 高原の風とひかりにさゝげ 菩提樹皮と縄とをまとふ 気圏の戦士わが朋たちよ 青らみわたる顥気をふかみ 楢と椈とのうれひをあつめ 蛇紋山地に篝をかかげ ひのきの髪をうちゆすり まるめろの匂のそらに あたらしい星雲を燃せ    dah-dah-sko-dah-dah 肌膚を腐植と土にけづらせ 筋骨はつめたい炭酸に粗び 月月に日光と風とを焦慮し 敬虔に年を累ねた師父たちよ こんや銀河と森とのまつり 准平原の天末線に さらにも強く鼓を鳴らし うす月の雲をどよませ   Ho! Ho! Ho!      むかし達谷の悪路王      まつくらくらの二里の洞      わたるは夢と黒夜神      首は刻まれ漬けられ アンドロメダもかゞりにゆすれ      青い仮面このこけおどし      太刀を浴びてはいつぷかぷ      夜風の底の蜘蛛をどり      胃袋はいてぎつたぎた   dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah さらにただしく刃を合はせ 霹靂の青火をくだし 四方の夜の鬼神をまねき 樹液もふるふこの夜さひとよ 赤ひたたれを地にひるがへし 雹雲と風とをまつれ   dah-dah-dah-dahh 夜風とどろきひのきはみだれ 月は射そそぐ銀の矢並 打つも果てるも火花のいのち 太刀の軋りの消えぬひま   dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah 太刀は稲妻萱穂のさやぎ 獅子の星座に散る火の雨の 消えてあとない天のがはら 打つも果てるもひとつのいのち   dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah ⦅一九二二、八、三一⦆

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

原体剣舞連の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

原体剣舞連に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる