滝沢野

宮沢賢治

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光波測定の誤差から から松のしんは徒長し 柏の木の烏瓜ランタン   (ひるの鳥は曠野に啼き    あざみは青い棘に遷る) 太陽が梢に発射するとき 暗い林の入口にひとりたたずむものは 四角な若い樺の木で Green Dwarf といふ品種 日光のために燃え尽きさうになりながら 燃えきらず青くけむるその木 羽虫は一疋づつ光り 鞍掛や銀の錯乱    (寛政十一年は百二十年前です) そらの魚の涎れはふりかかり 天末線の恐ろしさ (一九二二、九、一七)

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