藍にけむれる
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藍にけむれる峰々を
ひとあしとびにわたりくる
魔界の王のさきぶれや
銀の砂子を朝あけに
さらばかけすもかささぎも
をしもあいさもちりぢりに
こころおびゆるかも鹿の
うなじをあげてきくはなに
山毛欅のおほ樹もみぶるひす
秋ぢや
秋ぢや
鶫のむれも
ひとわたり
人の子どもは
山を降れ
小屋の扉を
かたくさせ
木馬きしらせ
仔馬もつれて
あとはただ吹雪木枯し
風のいくさ場
また空の青さ深さ
晝光る星のかそけさ
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