向ひの山

三好達治

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向ひの山の 山襞に 燐寸の箱をぶちまけたほど 錯落と 伐りだされた杉の丸太 やや離れて炭燒小屋 小屋のほとりに 馬が見える 人が見える 時たま 微かな音が起る 後はまた 谿いつぱいの 水の聲

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