さくらしま山

三好達治

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

いるかとぶ春の海原 しぐれふり やがてかくろふさくらしま山 九天ゆ直下す三機 あなさやけ さくらしま山雲のかげ見ゆ いくさある海のはてよりかへりこし いくさぶねはつ さくらしま山    ○ ふたくさのこほろぎのこゑおこるなり 庭の畑に 日のてるしづか 海青し 小松林のいろ青し あきつは赤し 旅ははてなし 松青し 山は小松のいろ青き かなたゆひそか 海のこゑきこゆ あかあかとたちし赤松 むざと伐られ くだかるるなり 海の音かなた 吃々となく百舌の鳥 けふの秋 眉をふく風 丘並木道 秋はまた 馬の蹄のおとあはれ つと見えそめし 海のいろあはれ    ○ わがふむは かへる日もなき旅の砂 鴉五六羽もだすしら砂 雄島あはれ 雌島もあはれ うちわたす空のかぎりを 吹く秋の風 春去りしかごめの鳥も かへりこぬ 越路をふくは ただ秋の風    ○ ま日てれる 蓮芋畑をくる雇員 南瓜畑を 走りけるかな    ○ 秋ふけて 雲雀の子らのなくころと なりにけるかな 洛東江に 秋ふかき大根畑になく雲雀 ひそかなりけり 洛東江に あめの牛 堤にたちて艸はめり ここにてめぐる 洛東の水 大鴉 影もみだれて飛びにけり 江上にして なくこゑあはれ

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

さくらしま山の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

さくらしま山に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる