塩原道

室生犀星

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秋ふかき塩原道を わたしの自働車はひた走りつつ いつしか暗みゆき はや日暮となりけり。 落葉ふみしき 山の上に漏るるともし火を見過して 水のひびきに縫ひ込まれゆく わが自働車の肌も夜つゆに湿りたり。 みやこにて夜昼となき わがわびしき作のつかれを こころゆくまで 温泉につかり心しづめん

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