日曜日
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ゆうべの雨にそぼぬれて
恋猫ひとりとぼ/\と
かへりて見ればわが家の
窓はとざされ戸口さへ
錠のさされてゐたりけり。
恋も忘るゝひもじさに
声をかぎりに呼びしかど
家の中には人気なく
騒ぐねずみの音ばかり
戸口あくべきやうもなし。
やがて鼠の声きけば
わが家の人はのこりなく
主人も妻も飯焚も
あそびに出でし日曜日
のどけき日足の猶高し。
猫はせんすべ尽きはてゝ
破れし恋のおもひでを
せめては夢と軒のした
つかれて寝れば屋根の上
女夫鴉のわらふ声。
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