北国人

小熊秀雄

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四季の蒼穹 偉大なる顔の中の眼だ そこに闘ふ男は血である 頭脳は棍棒のやうに重み 心臓は石斧の閃き ああ我等北方人の頭上には 砧のやうに澄んだ蒼穹がある 或日は砂金を含むだ嵐 或日は霜花と濃霧の日 或日は野火の草木は炎上し 或日は清朗とした盆花の吹雪となる 我等よ 石斧と棍棒の進軍 久しく自然の肌を闘伐するもの 四季の蒼穹に生活し 期節の忍苦に呼吸するものは肥大となる

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