供物

小熊秀雄

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われらは我が友を、 模糊とした祭神を わが傍にはつきりと観察し 批判し、脆い古器物は そのふるさとへ、土壌へ還し 新しい鉄をもつて 新しい精神の神殿をつくり 新しい信仰と延長し われらの美とし、イリュジョンとし 海、山、の衰退に再び春を呼ぶ。 わがミカドは われらの精神の上に鎮座す、 赫々とした葦を、 銀のやうな霧を、 いたるところに神跡あり、そこに供物す、 暁には厳として火焔はのぼる、 その日射のもとに 我等の拠る城を輝かせよ。 我等の若き精神を供物とせよ。

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