停車場
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性の悪い魂のぬすびとが
薄荷の塔にはひつた
たまらない感激であり
かたくやはらかい
不意の抱擁である
…………
田舎のお爺さんの
頬ぺたの皺が
伸びたりちぢんだり
退屈な!退屈な
せせこましい顔の若い女が
淫奔な足音をたて
しづかな!しづかな
青白い停車場である
…………
待合室の長椅子の
ビロードの
毛の中に
魂のかけらを
みんな忘れてゆく停車場である
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