故園晩秋の歌
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ふる里のふりたる家のあはれなる秋のまがきは人ありてむかし植ゑにししらぎくのさかりすぎたりあれまさる桑のはたけは人ゆかぬ畦のかたみち釣鐘の花かれにけり
古井戸の石だたみには人しらぬ鷄頭の花うつぶせにたふれさくなりひとりただ園をめぐりてとほくゆく雲をねぎらひうつつなる秋の胡蝶をあはれみてわがたたづめば山ちかみくる日はやし
反歌
ふるさとのふりたる家の庭にして晝なく蟲をきけばかそけし
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