うつろなる五月
本文の表示
世に美しき姉妹ありき。わがよき友となりしが、程なく故ありてまた相見るべくもなしと告げ來りしかば。
君を見ずして 何の五月
きらめける空いたづらに
いぶせき窓をひらくとも
ひるがへるかの水色の裳見えず。
君なくして 何の薔薇
みどりの木かげいたづらに
求めたづねて行き行くとも
涼かぜのかの笑ひをきかず。
うつろなる心に ひねもす
おん身たちの影を描き、思へ
わが香りなき安煙草の
むなしく空に消ゆるさまを。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
うつろなる五月の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
うつろなる五月に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。
まだ解釈・感想はありません。
ログインすると解釈・感想を書けます。