燦爛たる若者
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海の扇よ、吹けよ、鳴れよ
こんなにもあかるく、氣高く
ロマンチックな、ロマンチックな
あざやかな燈臺の新夜の色をもつて
つよい檣のやうに僕を煽いでくれたおまへに
今沛然たる大氣と清らかな風との
放電的な濤の聲をもつてふれよう、ふれよう
こんなにも高い防波壁の上で
川から來た若い白鷺のやうに
七月の北風をあびせ、あびせ
星が光環をつくるやうに發情するおまへを
僕は航海家の貪慾をかがやかして
船乘りがもつ愛情を理解して貰ひ
或は僕の生涯をあきらかにしてくれたおまへを歌ひ
海の扇をひらき、ひらき
清らかな胸のシンバルを叩きながら
さあ、お互ひが一つの新航路へ
いきいきとして漕ぎ出よう、漕ぎ出よう。
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