つばめ

薄田泣菫

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田の面の稻は刈られたし、 も往の往のとは思へども、 あとに名殘が惜まれて、 昨日も今日も往にかねた 麓の里のつばくらめ。 いつそ今年は泊ろかと、 古巣にまたも來たものの、 獨り住居のともすれば、 落葉の音に、南國の 夏を夢みるつばくらめ。

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