からくりうた

高村光太郎

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(覗きからくりの絵の極めてをさなきをめづ) 国はみちのく、二本松のええ 赤の煉瓦の 酒倉越えて 酒の泡からひよつこり生れた 酒のやうなる よいそれ、女が逃げたええ 逃げたそのさきや吉祥寺 どうせ火になる吉祥寺 阿武隈川のええ 水も此の火は消せなんだとねえ 酒と水とは、つんつれ ほんに敵同志ぢやええ 酒とねえ、水とはねえ 大正元・八

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