冬の旅

津村信夫

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久しい間 疎林の中を月光が縫つてゐた 樹々の葉は落ちつくし やがて凍てついていつた この寒げな 銀 の線路は 涯しなく林の中を貫いてゐる あらはになつた人の家 小さな煙突 そして あれら多くの あらはになつた語らひは 美しい日々は 色々の嘘を云つたものだと 伐木や裸の枝が 人心には遠く 戰慄が影の上に 又新しい影 を重ねてゆく

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