戀の玉座
本文の表示
心のよしと定めたる「力」かずかず、たぐへみれば、
「眞」の唇はかしこみて「望」の眼、天仰ぎ
「譽」は翼、音高に埋火の「過去」煽ぎぬれば
飛火の焔、紅々と炎上のひかり忘却の
去なむとするを驚し、飛び翔けるをぞ控へたる。
また後朝に卷きまきし玉の柔手の名殘よと、
黄金くしげのひとすぢを肩に殘しゝ「若き世」や、
「死出」の揷頭と、例も例もあえかの花を編む「命」。
「戀」の玉座は、さはいへど、そこにしも在じ、空遠く、
逢瀬、別の辻風のたち迷ふあたり、離りたる
夢も通はぬ遠つぐに、無言の局奧深く、
設けられたり。たとへそれ、「眞」は「戀」の眞心を
夙に知る可く、「望」こそ、そを預言し、「譽」こそ
そがためによく、「若き世」めぐし、「命」惜しとも。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
戀の玉座の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
戀の玉座に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。