水に嘆く

八木重吉

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みづに なげく ゆふべ なみも すすり 哭く、あわれ そが ながき 髪 砂に まつわる わが ひくく うたへば しづむ 陽 いたいたしく ながる 手 ふれなば 血 ながれん きみ むねを やむ きみが 唇 いとど 哀しからん きみが まみ うちふるわん みなと、ふえ とほ鳴れば かなしき 港 茅渟の みづ とも なりて、あれ とぶは なぞ、 魚か、さあれ しづけき うみ わが もだせば みづ 満々と みちく あまりに さぶし

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