日和

山之口貘

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

とうさんの商賣はなんだときくと ひつぱつてゆくんだと彼女は云つた おまはりさんなのかと思つてゐると ひつぱつてゆくんだがうちのとうさんは人夫ではないよと彼女は云つた ひつぱつてゆくんだが人夫ではない おまはりさんでもなかつたのか いつたいなんの商賣なんだときくと 人夫を多勢ひつぱつてゆくんだと云ふ けれども彼女のとうさんは線路の傍に立つてゐて 人夫達のするしごとを 見てゐるだけだと彼女は云つた 人夫のかんとくさんだらうと云ふと 身悶えしながら彼女は云つた おまへもうちのとうさんに 職を見つけてもらへと云つた だまつてゐると 話をしろと云ひ 話をするとする話をもぎとつて すぐに彼女は挑んで來る どうせ職ならいつでもほしくなるやうにと僕のおなかはいつでもすいてゐるのだが 男みたいな女を こひびとなんかにしてしまつたこのことばかりは生れてはじめてのこと おまへとはなんだいと呶鳴つてやれば おまへのことだよなんだいと云ひ 女のくせになんだいと呶鳴つたら るんぺんのくせになんだいと來た

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

日和の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

日和に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる