西の家

山之口貘

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

馬車屋馬車屋と 土地では言うのだが 馬車屋と言うといやがるそうで ぼくのところではその馬車屋のことを 西の家と言っているのだ 西の家は馬車屋なので 荷馬車があって 栗毛の馬などがいて いかにも物を運ぶ仕掛になっているのだが 馬車屋であることそのことばかりが 西の家の仕事なのではないのだ かぼちゃはつくる さつまはつくる 麦はつくる 米はつくるで つくるたんびのその季節のものを お手のものの馬車に盛りあげて 栗毛の馬がそれを運ぶのだ ある日 杉木立のとろで 西の家の馬車に出会した 馬車には老婆がひとりのっかっていて 毛布にくるまってうなじを垂れているのだ 孫は手綱をふりふり 町の医者までと言うのだ

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

西の家の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

西の家に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる