生活の柄

山之口貘

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歩き疲れては 夜空と陸との隙間にもぐり込んで寢たのである 草に埋もれて寢たのである ところ構はず寢たのである 寢たのであるが ねむれたのでもあつたのか! このごろはねむれない 陸を敷いてはねむれない 夜空の下ではねむれない 揺り起されてはねむれない この生活の柄が夏むきなのか! 寢たかとおもふと冷氣にからかはれて 秋は 浮浪人のままではねむれない

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