哀歌

横瀬夜雨

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羅綾の裳裾かへしては 春を驕りし儷人の 腰に佩びたる珠鳴りて 秋燕京にたけてけり 霜こそ置かね天津の 橋に見馴れぬ旗立ちて 紫深き九重の 雲もかへるか峽西に 陽明園に炬入りては 玉の宮居も燒けつらん 蓮葉枯れし夕暮の 池に舟行る人もなし 金房垂れし鞦韆に みだせし髮はをさめじな 西に流るゝ天の川 曉浪の驚けば 永安門の階段に 落ちたる花は誰が妻か 脛も血潮に染めなして 劒ぞ胸に刺されたる   ~~~~~~~

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