殯宮
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東の海に出づる日は
西なる山に沒るれど
沒れぬ光は天雲の
五百重の遠に射渡るを
虚しき空に紅の
霞流るゝ沙の上
丘の高きに石を敷いて
築きし墓は荒れにたれ
獵矢手挾み鹿追ふと
森に落しけむ久米の子が
耳朶に懸けし金の
鐶は雨に腐されて
丹を頬に粉りし未通女子の
文ある袖も黒髮と
殯の宮に歛めしより
千年の土となりにけり
櫻が下の曙に
春の旅こそ終りけめ
秋は如何なる風吹きて
露より霜と結ぶらむ
行けども行けども歸らざる
人を送りて野は青く
野は青くして亂れ飛ぶ
花の行方は幻の
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