牡丹(『晶子詩篇全集』収録・同題第2篇)

与謝野晶子

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散りがたの赤むらさきの牡丹の花、 青磁の大鉢のなかに幽かにそよぐ。 侠なるむだづかひの終りに 早くも迫る苦しき日の怖れを 回避する心もち…… ええ、よし、それもよし。

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