恋(『晶子詩篇全集』収録・同題第1篇)
本文の表示
わが恋を人問ひ給ふ。
わが恋を如何に答へん、
譬ふれば小き塔なり、
礎に二人の命、
真柱に愛を立てつつ、
層ごとに学と芸術、
汗と血を塗りて固めぬ。
塔は是れ無極の塔、
更に積み、更に重ねて、
世の風と雨に当らん。
猶卑し、今立つ所、
猶狭し、今見る所、
天つ日も多くは射さず、
寒きこと二月の如し。
頼めるは、微なれども
唯だ一つ内なる光。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
恋の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
恋に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。