日本新女性の歌
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東の国に美くしく
天の恵める海と山、
比べよ、其れに適はしき
我等日本の女子あるを。
中にも特にすぐれたる
瀬戸の内海、富士の雪、
その優しさと気高さは
やがて我等の理想なり。
我等は抱く、朗らかに
常に夜明の喜びを。
心の奥に光るもの
春の日に似る愛なれば。
日本の女子は誇らねど、
深く恃める力あり。
軽佻浮華の外に立ち、
真の文化に生きんとす。
技術と学の一切を
今ぞおのおの身に修む。
斯くして立つは新しき
御代の男子の協力者。
聡明にして優雅なり、
慎ましくして勇気あり。
匂へる処女、清き妻、
智慧と慈悲とを満たす母。
固より女子の働くは
遠き祖先の遺風なり。
男子と同じ務めにも
共に奮ひて進み出づ。
桜と梅のひと重、八重、
開く姿は異なれど、
御国のうへに美くしく
すべて香れる人の華。
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