薄手の鉢

与謝野晶子

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われは愛づ、新しき薄手の白磁の鉢を。 水もこれに湛ふれば涙と流れ、 花もこれに投げ入るれば火とぞ燃ゆる。 恐るるは粗忽なる男の手に砕けんこと、 素焼の土器よりも更に脆く、かよわく……

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