題のない歌

萩原朔太郎

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

南洋の日にやけた裸か女のやうに 夏草の茂つてゐる波止場の向うへ ふしぎな赤錆びた汽船がはひつてきた ふはふはとした雲が白くたちのぼつて 船員のすふ煙草のけむりがさびしがつてる。 わたしは鶉のやうに羽ばたきながら さうして丈の高い野茨の上を飛びまはつた ああ 雲よ 船よ どこに彼女は航海の碇をすてたか ふしぎな情熱になやみながら わたしは沈默の墓地をたづねあるいた それはこの草叢の風に吹かれてゐる しづかに 錆びついた 戀愛鳥の木乃伊であつた。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

題のない歌の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

題のない歌に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる