どんぐり
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どんぐりの實の夜もすがら
落ちて音するしをらしさ、
君が乳房に耳あてて
一夜ねむればかの池に。
どんぐりの實はかずしれず
水の面に唇つけぬ
お銀小銀のはなしより
どんぐりの實はわがゆめに。
どんぐりの實のおのづから
熟れてなげくや、めづらしく、
祭物見の前の夜を
二人ねむれば、その胸に。
どんぐりの實のなつかしく
落ちてなげけば薄あかり、
かをる寢息のひまびまや、
どんぐりの實は池水に。
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