ほのかなる蝋の火に
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いでや子ら、日は高し、風たちて
棕櫚の葉のうち戦ぎ冷ゆるまで、
ほのかなる蝋の火に羽をそろへ
鴿のごと歌はまし、汝が母も。
好き日なり、媼たち、さらばまづ
祷らまし賛美歌の十五番、
いざさらば風琴を子らは弾け、
あはれ、またわが爺よ、なにすとか、
老眼鏡ここにこそ、座はあきぬ、
いざともに祷らまし、ひとびとよ、
さんた・まりや。さんた・まりや。さんた・まりや。
拝めば香炉の火身に燃えて
百合のごとわが霊のうちふるふ。
あなかしこ、鴿の子ら羽をあげて
御龕なる蝋の火をあらためよ。
黒船の笛きこゆいざさらば
ほどもなくパアテルは見えまさむ、
さらにまた他の燭をたてまつれ。
あなゆかし、ロレンゾか、鐘鳴らし、
まめやかに安息の日を祝ぐは、
あな楽し、真白なる羽をそろへ
鴿のごと歌はまし、わが子らよ。
あはれなほ日は高し、風たちて
棕櫚の葉のうち戦ぎ冷ゆるまで、
ほのかなる蝋の火に羽をそろへ
鴿のごと歌はまし、はらからよ。
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