万年青

北原白秋

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ほれ/″\と空に小鳥をとりにがし、 君涙して悲めどそれもせんなや。 ひと鉢の万年青すら、いまはその児に、 手をのべてこそ匍ひ寄りし君がその児に、 人妻よ、二人してふかく秘めたる赤き実も 遂に知られて、あまつさへ、もぎりとらるゝ。 四十五年四月

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