ただ秘めよ
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曰ひけるは、
あな、わが少女、
天艸の蜜の少女よ。
汝が髪は烏のごとく、
汝が唇は木の実の紅に没薬の汁滴らす。
わが鴿よ、わが友よ、いざともに擁かまし。
薫濃き葡萄の酒は
玻璃の壺に盛るべく、
もたらしし麝香の臍は
汝が肌の百合に染めてむ。
よし、さあれ、汝が父に、
よし、さあれ、汝が母に、
ただ秘めよ、ただ守れ、斎き死ぬまで、
虐の罪の鞭はさもあらばあれ、
ああただ秘めよ、御くるすの愛の徴を。
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