眺望

宮沢賢治

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

雲環かくるかの峯は、    古生諸層をつらぬきて 侏羅紀に凝りし塩岩の、   蛇紋化せしと知られたり。 青き陽遠くなまめきて、   右に亙せる高原は、 花崗閃緑 削剥の、     時代は諸に論ふ。 ま白き波をながしくる、   かの峡川と北上は、 かたみに時を異にして、   ともに一度老いしなれ。 砂壌かなたに受くるもの、  多くは酸えず燐多く 洪積台の埴土壌土と、    植物群おのづとわかたれぬ。  山躑躅 こはやまつつじ丘丘の、  栗また楢にまじはりて、  熱き日ざしに咲きほこる。 なんたる冴えぬなが紅ぞ、  朱もひなびては酸えはてし、  紅土にもまぎるなり。 いざうちわたす銀の風、  無色の風とまぐはへよ、  世紀の末の児らのため。 さは云へまことやまつつじ、  日影くもりて丘ぬるみ、  ねむたきひるはかくてやすけき。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

眺望の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

眺望に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる