〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕

宮沢賢治

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

腐植土のぬかるみよりの照り返し、  材木の上のちひさき露店。 腐植土のぬかるみよりの照り返しに、  二銭の鏡あまたならべぬ。 腐植土のぬかるみよりの照り返しに、  すがめの子一人りんと立ちたり。 よく掃除せしラムプをもちて腐植土の、  ぬかるみを駅夫大股に行く。 風ふきて広場広場のたまり水、  いちめんゆれてさゞめきにけり。 こはいかに赤きずぼんに毛皮など、  春木ながしの人のいちれつ。 なめげに見高らかに云ひ木流しら、  鳶をかつぎて過ぎ行きにけり。 列すぎてまた風ふきてぬかり水、  白き西日にさゞめきたてり。 西根よりみめよき女きたりしと、  角の宿屋に眼がひかるなり。 かつきりと額を剃りしすがめの子、  しきりに立ちて栗をたべたり。 腐植土のぬかるみよりの照り返しに  二銭の鏡売るゝともなし。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる