秋だから
本文の表示
秋だから 彼方の窓に鎧扉が下り
秋だから 並木もやがて裸になる
秋だから 秋だから
噴水の聲が高くなり
秋だから 葡萄は熟れ 梨は熟れたが
何かしらおれは愚かなもの忘れ……
鋪石に 街角に 辻の廣場に
斑々と何かまぶしい白金光
秋だから雲はいそいで都の空を飛んでゆく
飛んでゆくのは雲ばかりか
落葉ばかりか
落葉まじりによろけて墜ちる蝶の羽 沈默!
何かしらこの靜かな世界に
耳をゆるがす野兎か ――いや
秋だから 秋だから
何かしらおれの愚かなもの忘れ……
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
秋だからの談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
秋だからに寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。
まだ解釈・感想はありません。
ログインすると解釈・感想を書けます。