廢園

三好達治

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

春夏すぎて 秋はきぬ わがこころの園生に 蟲啼けり あはれなる蟲は啼けり 木にも草にも 荒れ蕪れて また荒れ蕪れし あかつきの わがこころの園生に おん墓あり その日より ここにとこしへにおん墓あり 君知りたまふや 愚かなるわれがためには そは二つなき思出の奧津城なりと 海山越えて 遠き日はいゆきさかりぬ ゆきゆきていよよはるけく ものなべてかへらぬ旅びと 時ふれば金石もやがて泯びん ましてこのはかなかる君がおん墓 幻のなにたのむべき 愚かなる奧津城もりは かくみづからにつぶやきかたり 時雨ふるこの曉を 船出する人のごとくに 夢みつつ ものおもひつつ 心さへとみにおとろへ 翁さぶここちするかな

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

廢園の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

廢園に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる