一炊夢
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これをわが世とそらにきく
蝉とほくして客はなし
風はすずろに花は飛ぶ
庭にむかひてなにはなく
ゐねむり椅子にゐねむれば
はかなき夢のけながくもむすぶべしやは
夢さめて七里結界
けさまでの夏はあとなし
秋風や
あはれ秋風
眉まどかなる隣り家の
浮氣娘はとにもあれ
世はおしなべてうつろひぬ
さらばおのれはなほしばし
ゐねむり椅子に眼をとぢてねむるふりしつ
むかし盧生がたかきびを
たかせしひまのまどろみも
いにしへならずあはれよと
――ねむるふりしつ
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