秋の水溜り

室生犀星

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朝は清き水溜りをつくれる、 露めきて雨のたまれる、 悒せきこのやうなる日は籠りて語らず、 白白しき障子閉めきり まことに語らぬ我等となりぬ。 ゆめのやうなる人生に われのみ居残れるものか、 水溜りをさし覗けば樹のうつれる、 されど我が子うつらずなる……。

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