自分の生ひ立ち
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僕はあるところに勤めてゐた
僕は百人の人人と
朝ごとの茶をのんだ
僕は色の白い少年であつた
みんなは頬の紅い僕を愛した
僕は冬も夏も働きつづめた
そのころ僕は本を読んだ
僕の忍耐は爆発した
僕は力をかんじた
僕は大きく哄笑した
僕は勤めさきを飛び出した
僕は父と母とをうらんだ
父も母ももう死んでゐた
僕はほんとの父と母とを呪うた
涙をかんじたけれど
もうどこにもその人らはゐなかつた
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