打ち打たるるもの
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僕の韻律には苦悶がある
いつも高揚する
それが君達を打つ
僕みづからをも打つ
まるで火のやうだ
僕はだんだんに清く瘠せる
だんだんに澄む
僕の韻律を拒否することは君たちの不幸だ
卑劣や倭小や虚偽や捏造や奢侈や
象徴や神秘や夢想や恋愛やのの詩
それらのものは僕の韻律を顧みないだらう
かれらには烈しすぎ
かれらには本気でかいたことがないからだ
ほんとうの苦悶が無いからだ
毎日吾吾の考へぬいてゐるものは何んだ
いつも絶えることのない苦悶だ
すこしでも幸福にならうとする心だ
真理を求めるからだ
あれもこれも充たし
みんなよくなることを
どうしても幸福にならなければ
生きてゆかれない人間の努力を云ふのだ
うそのないところだ
これをおもふと火のやうになる
やり通す気になる
僕一人でも本気で居ればいいのだ
この広大な世界の中に
僕一人のきりきり舞ひは滑稽だ
しかしうそでは無い
燃えるものは高揚する
苦悶は人心を打つ
必らず打つ
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