キイツの艶書の競賣に附せらるるとき

佐藤春夫

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

(オスカァ・ワイルド) これはこれ悉くエンディミオンが 別れ居て心ひそかに愛したるものにかきし文。 いま糶市の喧騷は あさましく垢づきし各〻の紙幣をもてとりひきす。 げにや詩人が熱情の一つ一つの脈動に あきうどの評價を呼ばふ。かの輩は藝術を愛せず かの輩は詩人の心の寶玉を打碎き これによりて小さく且つ病める眼を得意げにかがやかすなり。 聞かずや、そのむかし 遠き東方のとある町に、兵士等ありて 炬火を翳して眞夜中を走せ 哀れなる人の衣を得んとして罵りさわぎ さてはその衣を賭物として鬮をひき 神が驚きをもはたそが歎きをも思はざりし事を。 譯註 斯くしてイエスを十字架に釘しのち鬮を拈りて其衣を分つ(馬太傳) イエスを十字架につけしのち、誰が何を取んと鬮を拈りてその衣服を分てり(馬可傳) 彼等鬮をしてイエスの衣服を分つ(路加傳) 兵卒どもイエスを十字架に釘し、後その上衣をとり四つに分て各その一を取りまた裏衣を取り、此裏衣は縫なく上より渾く織れるものなりければ、互に言ひけるは、之を裂かずして誰の屬にならんか鬮にすべし、此は聖書に彼等たがひに我衣を分わが裏衣を鬮にすと云ふに應せん爲めなり。兵卒ども已に此事を行り(約翰傳)

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

キイツの艶書の競賣に附せらるるときの談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

キイツの艶書の競賣に附せらるるときに寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる