ドーミヱを思ふ

千家元麿

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寢床の中で 小供が仰向けになつて怒つて泣いて居る 口を一杯に開けて 涙が兩眼から眞赤な頬に溢れて濡らしてゐる 小さな顰んだ顏の眞中に 鼻が小高く突立つてゐる。 面白い恰好だ。 ドーミヱを思ふ。 此世の空氣の中の一つの光景。 (一九一八、二、三日)

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