靴を買ひに

千家元麿

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御母さんに手をひかれて 小供は靴を買ひに行つた。 たつた二日で初めて買つたズツクの靴を破つてしまつたので。 今度はもう少しいゝのを買ひに。 白い洋服に麥藁帽、赤い靴下をはいて ぬかるみを拾ひ/\チヨコ/\歩いてゆく 赤い足の白い鳥のやうに お尻のところからパツとひろがつた服を着て 町へ買物に御出かけ。 無邪氣な女と小供よ。 氣をつけて行け危いから よつぱらひに會はないやうに。 荷車にひかれないやうに (一七、九、八、愛の本所載)

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