臆病な魂

千家元麿

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

俺の飼犬が捕つたと知らせに來てくれたので 飛んで行つて犬殺しの箱車を覗いた時 毛臭い、暗い匂ひがプンとした。 兵隊が澤山通つたあとの獸の皮の匂ひのやうに 然うしてサラ/\サラ/\と毛の戰く音がした。 臆病な、早くも死を嗅ぎつけた魂の顫へる音だ。 大小、七八匹の犬が赤や黒や白いのが一つ隅つこにかたまつて サラ/\サラ/\と毛の音を默つてふるはして居た。 淋しい日の目もくらい音だ。 別れの音だ。 俺の飼犬はゐなかつた。 助つた。 だが、如何うして俺は皆んな戸を開けて逃がして遣らなかつたらう。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

臆病な魂の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

臆病な魂に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる