雪
本文の表示
雪が降つて世間の騷ぎが鎭つた。
人間は漸つと自分に歸つたやうな氣がする。
立派な永遠の法則に從つたやうに
同じやうな明るさと、
同じやうな靜かさが地平線の奧までひろがつて來る。
この靜さと光りの中に魂は安息と平和を得た。
永い苦るしみが忘られて、
自分等は行く道を見出したやうな氣がする。
古い地上の道は雪の中へ埋れて
新らしい道が空とぶ鳥のやうに自分等の胸に見出された。
自由と平等と安息と平和の道だ。
(一九一七、一、二午後)
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
雪の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
雪に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。
まだ解釈・感想はありません。
ログインすると解釈・感想を書けます。