*藝のゆるされ
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立樂の節はたゆみぬ。聞きね、いま
御蔭の庭に羽ばたきのはたと響みて、
セラヒムの聲こそわたれ、『天つ世の
生日足日や、事榮に醉ひさまたれぬ。
合奏の美し音色に聞きとれし
心あがりの、やがてまた、見がほしとこそ
見ざらめや、御門柱の彩畫にも、
天つ顏ばせ、大御身の嚴のひかりを。
やをれ、今天路に虹を、野に花を、
眞闇に星を、黎明の空を、あからめ、
わだつみの浪をいろどる選人を
召せよ。』とあれば、二の大門からりと鳴りつ。
しろがねの樞はきしり、諸とびら
つと離るるや、階を繪師はあがりぬ。
*『太平洋畫會畫集』に序す
鈴蘭の歌の挿画
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