江ばやし
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しろがねの角がむり、
あえかなる月しろや、
眼ざしは、天つ阿摩の
慈悲とこそ滴れ。
水錆の香くゆる夜を、
江林のたたずまひ、
さびしらや、齋居精進、
木木の息しのびに。
蝙蝠はうつぼ樹に、
膜か味甞むる。
妖惑の羽搏絶えて、
しめらへる樹間や。
葉のひと片つぶやき、
ふた片またささやぐ。
ありし日の榮や、さこそ
鷺脚に落つらし。
あな解脱、――さばかりの
嚴の夜の氣深さに、
ともすれば、女が吐息の
なよびこそ仄見れ。
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